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【昇格試験面接マナー】面接官に好印象を与える11のポイント

昇格試験を受ける人にとって、面接試験は重要な関門のひとつ。

しかし、面接でのマナーがよくないことで面接官に悪い印象を与えてしまえば、その大事なチャンスを失ってしまう恐れがある。

昇格試験を控える多くの人が、実は、面接でのマナーに不安を抱えている。

そこでこの記事では、面接での行動から受け答えまで、面接マナーのポイントをわかりやすく解説する。

マナーをきっちりと守り、実践すれば、面接官から確実に良い評価を得られ、昇格合格へと大きく前進できるはずだ。

なお、昇格面接の完全対策は以下の記事で紹介している。

目次

昇格面接試験でのマナーが重要な理由

面接は採否を左右する極めて重要な機会である。

面接での一つ一つのマナーが、合否を左右する大きな要因となる。マナーを意識して臨まなければ、面接は失敗に終わってしまう要因になる。なぜそこまでマナーが重要なのかを解説する。

理由1:面接は「人と人の対話」だから

昇格面接が人と人との対話である以上、面接でのマナーは心理学的にも重要である。あなたが面接官だったら

  • 挨拶もなく、ぶっきらぼうな生意気な昇格候補者
  • 明るくあいさつし、丁寧でテキパキと話す好感度高い候補者

中身レベルが全く同じ場合だったら、どちらを合格させる?

面接官は「こいつなら昇格させても大丈夫」と安心感を得られる人を合格させる傾向が強い。

適切なマナーを身に付けることなくして、昇格は厳しい。面接官の前に臨む際には、マナーへの徹底した配慮が求められる。

理由2:役職が上がるほど、マナーが求められるから

役職が上がると、社外の偉い人との打合せや会食が増えたり、外向けの仕事も増える。

マナーが悪い社員を昇格させることは、会社の顔を汚す(=信用を落とす)リスクを持つことになる。

人事はリスクを嫌う。

つまり、マナーがなっていない候補者は、昇格させるとリスクになるので、昇格試験では不合格になりやすい。

ここまで、面接マナーの重要性を説いてきたが、ここから具体的な面接マナーについて解説する。

昇格面接試験の服装マナー

服装に関するマナーは、面接の第一印象を決定づける重要な要素だ。適切な服装を心がけることで、面接官に好印象を与えることができる。

1. 清潔で落ち着いた服装が理想的

服装は身なりを表す最も大切な要素であり、面接では特に重視される。

服は清潔で適切なものを選ばなければならない。

  • ほつれや汚れ
  • 襟元のゆるみ、ボタンの外れ
  • 靴の汚れ

などには細心の注意を払う必要がある。

汚れた服装では面接官に悪い印象を与えかねず、その一点で不合格になる可能性さえある。服装は清潔さと適切さを常に意識すべきだ。

Tips

視覚情報が最も影響があるという「メラビアンの法則」というものがあり、この法則を解説している人をよく見かける。
実はこのメラビアンの法則は、ある一定の条件下(パニック状態など)で発動する法則なので、面接試験で適用はされないので注意。(面接官がパニック状態になっているシーンは基本ないはずなので)
適当な理論に騙されないように。

2. 装飾は最小限に

昇格面接の場では、シンプルかつ控えめな装いが理想的だ。

派手な色使いや大振りなアクセサリーは場違いであり、避けるべきである。

無地の質素なスーツなどの落ち着いた装いこそが、面接では最も適切なのは間違いない。過剰な装飾は不必要な注目を集め、かえって悪い印象を与えかねない。

服装は簡素であるほど、面接官に好印象を与えられるのだ。

3. 昇格面接での女性の服装のおすすめ

最近質問で多いのが女性が昇格面接を受ける場合の服装。

結論から言うと、「スーツ」か「ビジネスカジュアル」をおすすめする。

「気合い入れて臨んでいる」という姿勢だけで、面接官からしたら好印象であるためだ。

ここで、注意事項だが、ビジネスカジュアルはOKだが、オフィスカジュアルは避けた方がいい。

Tips

ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの違いについて

見分けるポイントは、お客様との商談や来客対応も可能かどうかで考えるといい。

  • ビジネスカジュアル:お客様先へ訪問や来客対応を行う場合でも恥ずかしくない服装
  • オフィスカジュアル:来客には適していない服装(社内でだけで仕事する場合にふさわしいスタイル)

昇格試験の面接での言動マナー

服装に次いで重要なのが、面接中の言動に関するマナーだ。発言や身振りなど、些細な点にも注意を払う必要がある。

4. 発声と言葉遣いは丁寧かつ明確に

面接での発声は、あなたの印象を大きく左右する極めて重要な要素だ。

はっきりとした発音と、丁寧な言葉遣いを心がける必要がある。

小さな声やわかりづらい発音、話し言葉の使用は絶対に避けなければならない。

明確で丁寧な発声があってこそ、面接官に好印象を与え、高い評価につながるのだ。

はっきりとした発音のコツは2つ

はっきりとした発音のコツは2つ
  • 話す直前に、しっかりと息を吸うこと(呼吸をゆっくり意識する)
  • 口を意識的に大きく開ける

5. 質問には積極的に応答する(態度・姿勢)

面接官の質問には、積極的に答えることが求められている。おずおずした様子は見せず、自信を持って応対することが大切だ。

前のめりの積極的な姿勢と、はっきりとした応答が不可欠だ。消極的な受け答えでは、面接官を説得することはできない。

積極的な姿勢を見せるには
  • 自信をもって回答するには、事前準備が最重要
  • 準備ができてないと、出てくる言葉・表情・口調・雰囲気(オーラ)が弱くなる

なお、昇格面接での頻出質問と回答例は、以下の記事で解説している。

6. 上品な身のこなしを心がける

面接中の身振り手振りも重要な要素のひとつだ。

よく大げさに身振り手振りした方がいいと言っている人が多いが、それは間違えなので注意。

不必要な動作は避けるべきだろう。身振り手振りが野卑であれば、いくら言動が適切でも、面接官に悪い印象を与えてしまう。

おすすめは、落ち着いた上品な所作を心がけること。

上品な身のこなしを意識することで、より好印象につながるはずだ。

上品な身のこなしのイメージ

滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」の身振り →上品さを真似てほしい

昇格試験のオンライン面接のマナー


オンラインでの面接が増えている中で、画面越しのマナーへの配慮が欠かせない。環境整備とカメラ対応への注意が重要となる。

7. 映り具合やカメラアングルに気を配る

オンライン面接では、自身の映り具合やカメラアングルがポイントとなる。

適切な位置とアングルを事前に確認し、必要であれば調整を行う必要がある。

背景なども含め、映像全体をしっかりとチェックすべきだ。

カメラアングルのポイント

目線の位置か、気持ち上の位置にカメラが来るようにする

カメラの位置がしたすぎると見下している感じになるので注意。

また、事前に映り具合をチェックする方法は以下。

カメラの映り具合をチェックする方法

【Windowsの場合】

①タスクバーの検索ボックスに「カメラ」と入力

②ウェブカメラにアクセスする許可を求めるので許可する

③カメラアプリが起動して、カメラの映像が映る

8. 通信環境と部屋の環境は万全に

オンライン面接が円滑に進行するよう、通信環境と部屋の環境を確実に整備しておかなければならない。

通信の乱れや、背景の乱雑さは絶対に避けなければならない。部屋の静寂性や通信機器のチェックなど、事前の環境チェックは必須だ。

オンライン面接では、映像や音声の品質が悪ければ、それだけで面接官に悪い印象を与えてしまう。

環境整備を徹底することが肝心なのである。

また、音質面でいうと、ヘッドセットは必須である。パソコンのスピーカーマイクだと音質が悪く、またハウリングの原因になることが多い。必ず準備しよう。

環境チェックポイント
  • インターネットその速度は遅くないか
    (目安は下りが10~30Mbps、上りが1Mbps)
  • 冷蔵庫などの家電が近くにないか
    (ホワイトノイズが入る)
  • ヘッドセットは接続できているか
    (事前に同僚に協力してもらい、Web会議でテストするべし)

昇格試験の面接での受け答えマナー

面接本番での受け答えのマナーが、最も重要となる。質問を正確に理解し、自身の経験を引用しながら説得力のある回答をすることが鍵だ。

9. 質問の意図を正確に捉える

面接では相手の質問をよく聞き、正確に理解することが何より重要だ。勘違いしての的外れ回答は絶対に避けなければならず、集中力を切らすことは許されない。

受け答えを誤れば、面接官を納得させることはできず、不合格になる可能性が高まる。

質問の意図が理解できなかった場合の対処法

質問の意図が理解できなければ、「~という質問で合ってますでしょうか」「すみません、もう一度お願いします」と聞き直してOK。適当に答えて、的外れだった場合、一発アウトなので聞き直す方がよっぽどいい。

10. 具体例を交えて説得力を持たせる

自身の具体的な経験を引用し、例を交えながら話すことで、格段に説得力が増す。単なる抽象論に終始するのではなく、実体験に基づく発言を心がけるべきだ。

具体例を交えることで、あなたの発言が説得力を帯び、面接官の理解を深められる。適切な経験談を語ることで、面接官を確実に納得させることができるはずだ。

具体例を交える例

成果を説明するだけでなく、「成長」を示せるを入れると、高評価になりやすい

  • ~という成果を出せました。
  • 当初、△△の配慮が足らず失敗してしまいましたが、□□を工夫することで~~という成果を出すことができました。また、そこから●●という気づきを得たので、次の案件ではそのポイントを取り入れていきます。

(解説)過去の実績を振り返るだけでは不十分だ。そこから得た新たな発見や気づきを伝えることで、さらに高い評価を得られる。自身の成長過程や気付きを言語化することで、より説得力を持たせることができる。面接官に、あなたの探求心と向上心を印象付けることが大切。

なお、面接の頻出質問と回答例は以下の記事で解説している。具体例の交え方など、参考にして欲しい。

昇格試験の面接後のマナー

面接が終わった後も、フォローアップのマナーを意識することが大切だ。面接後の対応が、良い印象を残す最後の機会となる。

11. 感謝の言葉は、社会人の常識の範囲で行う

感謝の気持ちは大事。だが、丁寧なお礼の挨拶は不要。

社会人として、常識の範囲でお礼を一言述べるくらいでいい。

最後に「ありがとうございました」「貴重なお時間を頂きましてありがとうございました」など、一言述べるくらいでOK。

参考)手紙や電話でフォローアップする手段もある

面接後のフォローアップとして、メールや電話で、あらためて感謝の意を伝えることをおすすめする人もいる。

が、私はあまりおすすめしていない。

これで評価が変わることはないし、そんなことよりも、面接で聞かれたことを記録したり、反省点を改善するための行動をしていく方がよっぽど有意義である。

徳丸 博史
徳丸 博史

まあ、メールや電話してもマイナスにはならないので、やりたい人はやってもOK。自分が納得できるよう行動することが重要です。

まとめ

昇格面接におけるマナーの重要性は、どんなに強調しても強調し過ぎることはない。

適切な服装と言動、そして受け答えのマナーを怠ることなく実践し、面接官から高い評価を得ることが肝心である。

オンライン面接であっても、環境整備やカメラ対応への細かい配慮が求められる。マナーへの徹底した気配りこそが、昇格を勝ち取るための一つの積み重ねになる。

昇格面接の対策法については、以下の記事で解説している。読むだけで合格する可能性が飛躍的に上がるので一目見てほしい。

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徳丸 博史
人事担当・課長
現在は人事担当で課長職。
昇格試験の面接官を担当し、年間60名程の面接を実施。
初めての昇格試験時、周りからのプレッシャーと対策の仕方がわからなすぎて焦りから鬱病に。
一度不合格になったが、翌年に再受験で合格。
昇格試験で辛い想いをしている人を救うべく、不透明な昇格面接の対策法を発信する。
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