昇格試験に落ちた人へ「しんどい・辛い・恥ずかしい」→退職もあり?
昇格試験に落ちた。。
辛いよね。実は私も係長昇格試験で一度、不合格を喰らっている。
その時に感じたのは
- 「俺は会社から認められてないのか」
⇒会社への憤り - 「周りからはどう思われているんだろう」
⇒恥ずかしい - 「同期のあいつは昇格している、比べられたくない・・・」
⇒しんどい・気まずい
これが転じて、こうなった(↓)
仕事のモチベーションの無さ
これらの対処法について、私が実践した解決策を共有する。
そして、退職の考え方も。
参考になる人もいると思うので、上記の状態に当てはまる方、いま辛いという方は、一読して欲しい。

なぜ仕事のモチベーションが下がるのか?
昇格試験に落ちたとき、モチベが下がるのは当然とは思うが、心理学的・組織論的に分析してみた。
モチベーションが下がる要因は3つあると推測する。
要因1:自己効力感の低下
不合格は「自分には能力が足りない」という否定的な自己評価につながりやすい。
自己効力感(自分はできるという信念)が低下することで、新しい課題への挑戦意欲も減退する。
要因2:社会的比較による相対的劣等感
合格した同僚との待遇や地位の差が明確になる。
この比較により、職場での居心地の悪さや焦りが生まれ、パフォーマンスにも影響を与える。
要因3:組織コミットメントの低下
昇格試験は会社との心理的契約の一部。
不合格により「会社は自分を評価していない」という認識が強まり、組織への帰属意識が弱まる。」
落ち込んだ時ほど、心理的な分析は重要。
とりあえず、「ふーん」くらいで何となくインプットしておこう。
モチベーションが下がったままだと、どうなるか?
仕事のモチベーションが下がるとどうなるのか? 少し考えてみよう。
実は、リスクだらけ。

人生への影響もめちゃ大きいです、要注意
仕事・キャリア面
仕事の質が低下
→周囲からの印象が悪くなる
→職場に居づらくなる
→さらに仕事の質が低下する・・・
の負のスパイラル。
当然、評価も下がるし、市場価値も下がり続けてしまう。
精神面
実は、精神面での影響の方が深刻。
仕事に行きたくない気持ちが日々増加する。
最悪の場合、精神的にダウンしてしまい、病んでしまう。
これらの影響が積みあがっていくと、
仕事を続ける上で、大きな支障が出始める。
以下の症状が出たらかなり危険、こうなる前に対処したい。
- 朝起きるのが辛くなる
- 仕事の準備を前日にしなくなる
- 職場での会話が極端に減る
- 期限を意識しなくなる
どう対処するか?
私が、実際にこの問題を克服した手段を紹介する。
それは、まさかの「転職エージェントを使う」ことだ。
(え、転職はするつもりないんだけど・・・)という人も、このやり方で克服できる。

ちなみに、私も転職する気はなく、状況を打開するために使っただけ
理由1:転職エージェントを使うと何が解決するのか
まず、転職エージェントに登録すると、自分の市場価値がわかる。
年収がいくらで、どのような条件で、他の企業が自分を欲しがってくれるのか
自分の市場価値を客観的に把握することで、
次のどちらかの気持ちの変化が起こる。
- 他社への転職という可能性を感じ始める
- 逆に、自社の良さに気づく
いずれの場合も、気持ちを前進することができるのがポイント。
どちらに転んでも今の状況を好転させる。
さらに、いざとなれば転職の道も取れるという優位性を得れる。これが本当に強い。
なぜならば、会社→自分へ優勢性のシフトができるからだ。

何もしないと、昇格人事という会社優位な関係性であることは、昇格試験を受けたあなたなら肌で感じているはず。
自分の中だけでもいい。ここをズラそう。
「転職の可能性」「客観的な市場価値を知っている」という、自分が優位に立つ要素を持つとこうなる(↓)
- 仕事をする上での気持ちがだいぶ楽になる
- 客観的に、自分のキャリアを判断できるようになる
- 会社へのちらつかせにより、評価アップや昇格優遇の可能性もあったりする
最後のは少し裏技チックだが、意外にも事例はけっこうある。交渉材料になるのは間違いない。
さらに、重要なポイント。
自分の優位性を持つことで「恥ずかしい・しんどい」といった気持ちもかなり軽減できる
不思議なもので、自分の中に強い武器(市場価値・転職の手段)を持つだけで、まわりのことがそれほど気にならなくなる。
大事なのは気持ちの持ちよう。
自分の心を強化するために、気持ちを前向きに進められる材料を集めればいい。

私も転職活動をしたことで、だいぶ気持ちにゆとりができた
理由2:おまけのメリットが強い
転職エージェントに登録すると、担当が付き、無料でキャリア面談をしてくれる。
- 自身の強み・弱みを整理できる
- 今後のキャリアパスを客観的に考えられる
- 現在の会社での状況を相対化できる
という、キャリアの棚卸が精度高くできるのが大きなメリット。

ただし、担当の当たり外れはある・・これは運
今はどこの企業も人材不足で、超・売り手市場。
だからこそ、手厚すぎるエージェントのサービスを使わない手はない。(しかも無料)
転職エージェントを一度使ってみると、
世界観がぐんと広がるので、できれば30代のうちに一度は経験した方がいい。
別に、本当に転職なんてしなくてもよい。
大事なのは、「しようと思ったらできる感覚」を身に着けること。
エージェントは、途中で辞めたりもできるので、とりあえず一歩を踏み出そう。
エージェント関連で、私がよく質問されることを紹介する(↓)
昇格試験に落ちた人からよく聞かれること
転職活動は、会社にバレないの?
バレません。
以下を守れば大丈夫。
- 個人のメルアドを使うこと
- 職場の周囲の人に言わないこと
エージェント側にも守秘義務があるので、会社にバレることはまずないです。
転職するって決めてないけど、途中で断れるの?
もちろん、途中で辞退できる。
「転職しなきゃいけない」「最後まで活動しないといけない」というような法的拘束力は一切ない。
辞退したいときは、相談に乗ってもらったこと、サポート頂いたことに感謝の意を示しながら、辞退の連絡をすればOK。
一応、例文を示す。
じっくり考えた結果、現在の会社での成長を選択したいと思います。
貴重な時間を割いていただき、ご相談に乗っていただいたことに感謝しています。
今後、状況が変わった際には、またご相談させていただければと思います。
エージェント側も、こうした決定は珍しくないと理解しているので、遠慮なく意思表示して大丈夫。
dodaなどの総合転職サイトと転職エージェントは、どっちがいいの?
個人的には、転職エージェントをおすすめする。
エージェントの担当が付くので、
- 面談を通したキャリアサポートをしてくれる
- 自分ではよくわからない自分の市場価値を客観的に教えてくれる
のがけっこういい。
今回の目的には、転職エージェントの方が適している。
登録した後の流れは?
ざっくりこんな流れ(↓)
- 登録
- 面談日程の調整
- エージェントとの面談(対面・オンライン)
- 求人紹介・書類添削・面接対策・・・
面談では、キャリアの棚卸、転職の目的や希望条件の確認、方向性のアドバイス等が貰える。
面談時までに経歴表を作成しておいてというところも多いが、
添削などしてくれるので、簡易でもいいので作った方がいい。
どこがいいのか?
人事の仕事で、転職関連の企業とは多く関わるので、エージェント企業の良し悪しは結構知っている。

質が悪いところもわりとある
私が個人的におすすめできる会社を数社紹介していきたいが
ブログ上で公開すると、先方の企業に迷惑をかけるかもしれないので、知りたい人はメルマガで教える。
下記のリンクから受け取れるようにしておく。
※メルマガと言っても、メールが一通届くだけです
最後に
昇格試験に落ちるのは本当に辛い経験です。しんどいし、恥ずかしい気持ちもよくわかります。
また一年頑張るもよし、転職を考えるもよし
道は人それぞれです。
ただし、モチベーションが低い状態のままだと、あなたにデメリットしかないです。
この状態を何とか脱しましょう。
昇格は、たかだか会社の一つのイベントです。
こんなもので、あなたの人生を不幸にすることはありません。
応援しています。