Web操作の自動化:Selenium+ChromeDriverのインストール【スクレイピング】

  • Web操作の自動化へ、最初の一歩を踏み出したい。
  • Web操作の自動化には「Selenium」なるものを使うって聞いたけど、詳しい手順を知りたい。
  • Seleniumの他に必要なものを知りたい。

このような方向けに、Web操作の自動化(スクレイピング)に必要なSeleniumが使えるようになるまでの手順を紹介します。

トクサラ

必要なものはこれだけです

  • PC(Windows)
  • Pythonがインストールされていること(※まだの方は以下の記事へどうぞ)
目次

Seleniumをインストールする

それではまず、Seleniumをインストールしてみましょう。最初に、コマンドプロンプトを立ち上げます。

※「スタートメニュー」⇒「Windows システム ツール」⇒「コマンドプロンプト」で開けます。

コマンドプロンプトで、次のコマンドを打ち込み、「Enter」を押してください。

pip install selenium

seleniumインストール
Seleniumのインストール

コマンドを打つと、自動でSeleniumのインストールが始まるので、完了するまで待ちましょう。

完了したら、「Successfully installed selenium-X.X.X urllib3-X.X.X」とインストール成功のメッセージが出るので確認してください。

私の環境では、以下の警告メッセージが出ました。
WARNING: You are using pip version 20.2.3; however, version 21.0.1 is available.
(警告: あなたの環境では、pipのバージョンが20.2.3になっていますが、21.0.1が利用可能ですよ。)

このWARNINGが出ても、Seleniumは正常にインストールされているので気にしないでOKです。

気になる方は、以下のコマンドでpipをアップグレードすれば、pipが最新Verになるのでやってみてください。

py -m pip install –upgrade pip

pipアップグレード
pipのアップグレードはやってもやらなくてもOKです

CromeDriverをダウンロードする

上記でSeleniumのインストールは完了ですが、Web操作の自動化では、Seleniumからブラウザ(Chrome)を呼び出して操作します。

ここからは、ブラウザを呼び出すためのドライバーをダウンロードする手順を紹介します。

では、ChromeDriverの公式ページへアクセスしてください。

アクセスすると、以下のページが表示されます。

画面中央、「All versions available in Downloads」の下にある「ChromeDriver 89.0.4389.23」をクリックします。

selenium公式ページ
CromeDriver公式ページ

OS別のダウンロードページに遷移するので、「chromedriver_win32.zip」をクリックします。

ChromeDriverダウンロード
Windows用のzipファイルをダウンロード

すると、ChromeDriverのzipファイルダウンロードが開始しますので、ダウンロードが終わるまで待ちましょう。

さて、ダウンロードが完了したら、zipファイルを解凍します。

解凍した中身はexeファイルになっているので、適当なフォルダに移します。(例:C:\Users\admin\Desktop\python)

トクサラ

exeファイルを置いたフォルダのパスはこの後の設定で使います。

次に、環境変数の設定です。

この設定をすることで、Seleniumが簡単にChromeDriverを呼び出せるようになります。よくわからんって人はとりあえず設定しておきましょう。

Windowsのスタートボタンから、「環境変数を編集」(画面①)と入力し、「システム環境変数の編集」(画面②)をクリックします。

環境変数
環境変数の編集設定へ

Path」(画面①)を選択し、「編集」(画面②)をクリックしてください。

環境変数の編集
Pathの編集画面に行きましょう

新規」(画面①)をクリックすると、新しい空欄のボックスが現れる(画面②)ので、ここにchromedriver.exeを置いたフォルダパスを入力してください。そこまでできたら、「OK」(画面③)をクリックしましょう。

Pathを追加
chromedriverパスを追加する

これで環境変数の設定は完了です。

最後にchromedriverを起動してみましょう。コマンドプロンプトを開いてください。

※「スタートメニュー」⇒「Windows システム ツール」⇒「コマンドプロンプト」

以下のコマンドを入力してください。

chromedriver

確認
chromedriver起動!

起動に成功したら、「ChromeDriver was started successfully.」と出力されますので、確認してください。

これでChromeDriverのインストールは完了です。SeleniumからChromeブラウザを呼び出す準備が整いました。

トクサラ

一歩ずつ進んでいきましょう。

まとめ

本記事では、Web操作の自動化に必要なSeleniumとChromeDriverのインストール方法を解説しました。

ポイントは以下。

  • Seleniumのインストールは、コマンドプロンプト上で、pipコマンドで行う。
  • pipコマンドのVerが古いとWARNINGが出るが、気にしなくてよい。
  • ChromeDriverはダウンロードして、パスを通す必要がある。

皆さんの参考になれば幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。

よかったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!
徳丸 博史
SIer人事担当
大手SIer勤務。
現在は人事担当。前職場ではインフラエンジニアを経験。
初めての昇格試験時、対策の仕方がわからず、30万円の対策塾を受講。「こんなにもお金をかけないと学べないの?」と涙。。
不透明な昇格試験に対して、コスパよく対策できるよう情報発信をして、少しでも救われる人がいればと願ってます。

コメント

コメントする

目次