- 毎日のIPOチェックが面倒、気づいたら申請の期限が過ぎている
- IPO申込の自動化ツールに興味があるけど、お金はかけたくないし、販売ソフトはセキュリティが不安
このような悩みを抱えている方に、SBI証券でのIPO申請を自動化するツールの作成方法を紹介します。
一度、自動化してしまえば、あとはツールにお任せなので、日々の申請作業がらーくらくになります。IPOは数打ちゃあたる原理なので、自動化と相性もいいです。
興味がある方は、ぜひお試しください~。

本記事ではPythonでのプログラム作成の部分を紹介します。事前準備など、全体の流れは以下の記事にまとめています。
▶別記事:【まとめ】IPO申込の自動化ツール自作の方法【Python】
SBI証券のIPO申請 自動化のステップ
まずは、全体の流れを示します。簡単3ステップです。
私がテストした環境の紹介と、前提条件を確認します。
※前提条件ができていない場合は、紹介する記事で準備してもらえればOKです
コピペ&一部カスタマイズでPythonコードを作成します。
作成したPythonコードの動作テストをします。(ワクワクポイント)



初心者の方でも手順に沿って取り組んでもらえれば、簡単に作れます。一つずつ、ゆっくり進んでいきましょう。
Step1. 動作環境&前提条件の確認
「①動作環境」は私が使っている環境を参考までに記載してます。「②前提条件」は必要なツールを記載してるので、準備できているか確認しましょう。
①動作環境
動作テストは以下の環境で行っています。(参考まで)
OS | Windows 10 |
Webブラウザ | Chrome 89.0.4389.82 |
Webブラウザドライバ | ChromeDriver |
自動化フレームワーク | Selenium |
プログラミング言語 | Python |



細かいVerが異なっても動作に影響はないです。上記の通りに揃えなくてOKです。
②前提条件
以下の項目が準備できているか確認しましょう。
- Python がインストールされていること。
- テキストエディタ がインストールされていること。(※推奨はAtom)
- Chromeブラウザ がインストールされていること。
- Selenium+ChromeDriver がインストールされていること。
まだ準備できていない方は以下の記事を参照ください。
▶別記事:【まとめ】IPO申込の自動化ツール自作の方法【Python】


Step2. Pythonでのソースコードを実装
では、Pythonのソースファイルを作成していきましょう。
このブログで推奨しているエディタ「Atom」の場合の手順は以下のようになります。
- 「File」⇒「New File」で新規ファイルのタブを開く
- IPO申請の自動化ソースコードをコピペ(ソースコードは下記で紹介)
- 設定項目をカスタマイズ(設定項目の詳細は後述)
- 「File」⇒「Save As…」で名前を付けて保存(ファイル名は、「sbi.py」など好きなファイル名でOKです。)
SBI証券のIPO申込自動化ソースコードの紹介
noteにて公開中です。左記のリンクから飛んでソースコードをコピーしてください。



好評のため、有料化させて頂いています。
Step3. 動作テスト
Pythonのプラグラムができたら、動作テストをしてみましょう。
動作テストの実施方法
作成したPyhtonファイル(例:sbi.py)をダブルクリックしましょう。すると、プラグラムが実行されます。具体的には、
- Chromeブラウザが自動起動し、IPO申請の操作が自動で行われていく(※この動作のイメージは後述します。)
- コマンドプロンプトが自動起動し、実行ログが出力される
の2つが実行されます。
Chromeブラウザの自動操作が完了すると、ブラウザが自動で閉じられます。そのあとに、コマンドプロンプトで実行結果を確認しましょう。


黄色い枠:今回の実行で、IPO申請を実施した銘柄になります。IPO申請できる銘柄が存在しなかった場合は、表示されません。
※上記画像の「野村證券」の箇所は「SBI証券」と表示されます
まとめ
本記事では、SBI証券のIPO申請をPythonの自作プログラミングで自動化する方法を説明しました。
ポイントは以下。
- コピペとパスワードなどの個人設定値のカスタマイズで実現できる。
- 作成したPythonファイルとchromedriver.exeは同じフォルダに配置することを推奨。
IPO投資を工夫したい方のお役に立てれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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